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「依存」の正体

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あなたは身体のトラブルがなぜあるのか考えたことがありますか? 現代医学(健康保険で受けることのできる標準的医療)では、外傷、感染、疲労、生活習慣、遺伝、老化、精神的ストレス、薬害、環境汚染、等々の原因に応じて外科的処置や薬剤の投与、環境の調整など根拠(エビデンス)の確立された治療(標準治療と呼ばれています)が施されますが、その治療に抵抗する症状についての説明はせいぜいが個人差(遺伝も?)で、慢性化させてしまうことも多いようです。そもそも同じ病因が作用しても病気になるか否かは人それぞれですから、治療に対する反応も人それぞれで当然でしょう。

問題は身体のトラブルがあなたの選択(意思)した結果であること、問題があることが分かっていてもその選択を止めることができないことにあります。実は人間の意思決定には感情が重要な働きを担っていて、そのベースとなる情動は絶え間なく身体に働く刺激に対して後追いで作られるもの(ソマティック・マーカー仮説)だからです。要するに、あなたの意思はあなたの身体と不可分で、身体の要求から自由ではいられないのです。治療で一時的に改善しても同じトラブルを何度も繰り返しているのなら、あなたの身体には常にその症状を生む選択をしてしまう癖のような変化(遊楽堂は「身体の歪み」と呼んでいます)が固定されていることになります。易きに流されるのは人の常で、身体が曲がれば影も曲がるのです。

遊楽堂はこの「身体の歪み」こそ「依存」の正体(分かっちゃいるけど止められないメカニズム)で、身体のトラブルはもちろん、依存症のような心のトラブルの出発点でもあると考えています。心身のトラブルが脳による身体を介した絶え間のない情報入出力の結果なら、いくら症状に働きかけても本質的な問題は変化しません。でも逆にこのことは、「身体の歪み」を正すことにより症状を変化させることができる根拠と言えます。遊楽堂ではあなたにしみついた「身体の歪み」を分析し、誰にでもできるやさしい方法であなたと一緒に修正、自己コントロールを取り戻すことを目指します。

 

 
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